親指の付け根がピクピクと痙攣するような状態を経験したことはないでしょうか?
私の場合、今年の1月にその症状が出たものの、すぐに治まったため、気にしていませんでした。
ところが、5月に入って、その症状がひどくなったため、その原因と、私が実際に試した対処法をご紹介します。
※本記事は筆者自身の体験に基づいており、すべての方に当てはまるとは限りません。症状やその原因・対応には個人差がありますので、不安な場合は医療機関の受診をおすすめします。
親指の付け根がピクピクする…どんな症状?
ちょうど、ブログ記事を書いているときに、右手親指の付け根がピクピクと動いていることに気づきました。
「え、何これ?」と思いつつ、そのままにしていると、断続的に続き、気持ち悪いので、これは何とかしないと、と思ったのが今月5月の10日頃のことです。
夜寝るときも、それが続くので、ちょっと心配になり、睡眠もままならなくなりました。
その日以来、平日も週末も、午前中、午後、夜に数回ずつと、続いていました。
原因として考えられること【医療監修ではない一般人の考察】
私の場合、記事を書いているときに右手でマウスを使っており、ネットで調べたり、文章を入力したりと、右手を酷使していたことが分かりました。
特に、マウスを長時間握っていたことで、親指の付け根まわりに負担がかかっていたのではないかと感じています。
クリックやドラッグ操作そのものは人差し指を使いますが、マウスをしっかり支えるために、親指の付け根にある筋肉(母指球筋)を無意識に使っていた可能性があります。
母指球筋とそれに関わる前腕の筋肉の多くは、正中神経によって支配されており、親指の付け根(母指球)と前腕の筋肉は密接に関係していることがわかります。
正中神経は、母指(親指)から環指母指側1/2までの掌側の感覚を支配し、前腕部では前腕の回内や手首の屈曲、手指の屈曲、さらに手部では母指の付け根の筋肉(母指球筋)などを支配しています。
出典:柔整ホットニュース
実際に、右腕の前腕 (手首から肘の間) を触ると、肘に近い外側の筋肉(手のひらを上に向けたときの左側) に、軽い痛みや張りを感じました。
そのため、私の親指の付け根がピクピクしたのは、マウス操作による筋肉疲労や、手首〜前腕の緊張によって神経や筋肉に影響が及んだ結果ではないかと判断しました。
私が試した対処法
上記の原因と判断した私は、とりあえず、5月中は、記事執筆を止めて、右手をできるだけ使わない方法を考えました。それが以下の方法です。
右手でマウスを使わない
右手のマウス使用は、親指、前腕、肘など、右手に大きな筋肉疲労をもたらすことが分かったので、右手でマウスを使わないことにしました。
もちろん、PC操作は遅くなりますが、症状が治まるまでは、仕方がないので、とにかく右手は使わないと決めました。
マウスを左手用の縦型マウスに変える
右手でマウスを使う代わりに、当面は、左手で代用するために、左手の縦型マウスを購入しました。これにより、右手の筋肉を休めることができます。
ショートカットキーを活用する
右手を使わず、左手を使うのは、対処療法としてはよくても、いずれは左手も同じ症状になる可能性があります。
したがって、キーボードのショートカットキーを多用することで、マウスの使用を減らすことができます。
ダブルクリックではなく、シングルクリックを使用する
マウスのダブルクリックって、けっこう腕に力が入っているんですよね。
Windows10/11では、シングルクリックに設定することができます。これで、大分、腕の負担が減るかと思います。
冷感湿布を貼る
私の場合、一番リラックスできたのは冷感湿布でした。
親指の付け根のあたりや、痛みが気になる前腕部分に貼ってみたところ、ひんやりしてとても気持ちよく、落ち着く感じがしました。
その後、ピクピクの頻度も少し落ち着いたような気がします (あくまで個人の感想です)。
私が試した対処法の結果
上記の方法を試した結果、12日ほどで、親指の付け根のピクピクは、なくなりました。
それに伴い、睡眠の質もよくなったように思います。
ピクピクが出ているときは、回数が減っても、一息ついたときとか、ホッとしたときに、少し出ていたような気がします。
しかし、回数が減ってきていたので、あまり気にしないようにして過ごしているうちに、12日たった頃から、まったく症状が出なくなり、凄く嬉しかったことを覚えています。
どんなときに病院を受診すべき?
私の場合は、10日ほどで症状が治まりましたが、親指のピクピクが片側だけで長期間続く場合や、痛み・しびれ・筋力低下を伴う場合は注意が必要です。
これらの症状は、神経や筋肉の異常が関係している可能性もあります。
不安なときは自己判断せず、早めに神経内科や整形外科を受診しましょう。
まとめ
親指の付け根がピクピクする症状は、一時的な疲労やストレスが原因のこともあるようです。
私の場合は、作業時の姿勢やマウスの使い方を見直すことで、徐々に症状が落ち着いていきました。
とくに役立ったのが、左手用の縦型マウスの導入と、気になる部分に冷感湿布を貼ることでした。
どちらも手軽に試せるので、気になる方はチェックしてみてもよいかもしれません。
▼私が使ったアイテム
👉 [手首にやさしい縦型マウスはこちら]
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ただし、症状が長引く場合や、痛み・しびれ・筋力の低下を伴う場合は、念のため神経内科や整形外科を早めに受診することをおすすめします。
同じような症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。
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