Googleアースの「ストリートビュー」機能を使えば、自宅にいながら世界中の街並みを自由に歩くことができます。
しかし、「使い方がわからない」「スマホとPCで操作が違うのでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者向けに、PC版とスマホ版それぞれのストリートビューの使い方をお伝えします。
旅行の下見や、引っ越し先の確認、歴史的建造物や名所のバーチャル観光など、活用例も併せてご紹介します。
Googleアースとは?ストリートビューとの違いも解説
まずは、Googleアースとストリートビューの基本的な違いや、それぞれがどのようなサービスなのかを整理しておきましょう。
混同しやすいGoogleマップとの違いについてもあわせて解説します。
Googleアースとは?
Googleアースは、地球全体を3Dで閲覧できる無料の地理情報サービスです。
航空写真や衛星写真を使って、世界中の地形や建物、自然の風景をリアルに見ることができます。
検索機能を使えば、特定の場所に一瞬で移動でき、ズームや回転などの操作で自由に視点を変えることも可能です。
地球儀を自由に回す感覚で、バーチャル旅行を楽しめます。
ストリートビューとは?
ストリートビューは、地上目線で撮影された360度の実写画像をもとに、街の中を歩いているように閲覧できるサービスです。
Googleカーなどで撮影された写真が使われており、道路沿いの景色をリアルタイムのように体験できます。
建物の外観だけでなく、観光地や公園、商店街なども細かく見ることができ、旅行や物件探しにも便利です。
Googleマップとの違い
GoogleアースとGoogleマップは似たサービスに見えますが、目的が異なります。
Googleマップは現在地の検索やルート案内など、実用的なナビゲーション機能が中心です。
一方、Googleアースは地球を3Dで眺めて楽しむことに重点が置かれています。
また、Googleマップでもストリートビューは使えますが、Googleアースではよりスムーズな3D表現で没入感のある体験が可能です。
PCでのgoogle アース ストリートビューのやり方
ここでは、パソコンを使ってGoogleアースでストリートビューを表示・操作する方法を、ステップごとに解説します。
Google Earthの公式サイトにアクセス
ブラウザ(Chromeなど)で、Google検索画面で「google earth」と検索してから、「Google Earth」をクリックします。
ページが読み込まれると、地球儀の画面が表示されます。
※Googleアカウントにログインした状態で、Google Earth にアクセスすると、以下のように、最初にプロジェクト画面が表示されることがあります。その場合は、右上の「Earthを探索」をクリックしてください。
場所を検索し、ストリートビューを表示する
左側の検索アイコン(虫眼鏡マーク)から、例えば、以下のように「スカイツリー」と入力してから、「Enter」キーを押します。
左側に場所の候補、右側に3Dマップが表示されます。右端の人形アイコン (ペグマン) を一回クリックします。
3Dマップに、青い線が表示されました。これは、ストリートビューが表示される箇所を示しています。
任意の箇所をクリックすると、ストリートビューが表示されました。
マウスやキーボードで移動・視点変更する方法
以下の表に、PCでの主な操作方法をまとめました。
操作方法 | 内容 |
---|---|
左クリック+ドラッグ | 視点を自由に回転 |
ダブルクリック | 矢印が表示される方向に進む |
マウスホイール | ズームイン/ズームアウト |
↑↓←→キー(矢印キー) | 前後左右に移動(キーボード操作) |
スマホでのgoogle アース ストリートビューのやり方
スマートフォンでもGoogle Earthアプリを使えば、ストリートビューで世界中の街並みを自由に見られます。
移動中やちょっとした調べ物にも便利です。
ここでは、iPhone・Androidでの操作手順をわかりやすく解説します。
Google Earthアプリのインストール(iPhone / Android)
Google Play(Android)または App Store(iPhone)を開いてから、検索欄に「google earth」と入力し、公式アプリの「インストール」ボタンをタップします。
Google Earth のプロジェクト画面が表示されるので、「Earth を検索」ボタンをタップします。
Google Earth の検索画面が表示されました。
場所の検索方法とストリートビューへの切り替え方法
アプリ画面上にある「検索」アイコン(虫眼鏡)右横のテキストボックスに、見たい場所のキーワードを入力します。
ここでは、例として「スカイツリー」を入力すると、場所の候補が表示されるので、表示させたい場所をタップします。
さらに、候補が表示されるので、目的の場所をタップします。
3Dマップが表示されるので、右側の人形アイコン (ペグマン) を一回タップします。
3Dマップに、青い線が表示されました。
任意の場所をタップすると、ストリートビュー画面に切り替わり、周囲の風景が360度表示されます。
スマホでの操作のコツ(スワイプ・ピンチイン/アウト)
以下の表に、スマホでの主な操作方法をまとめました。
操作方法 | 内容 |
---|---|
スワイプ | 画面を指でスワイプすると、上下左右に視点を動かせます。 |
ピンチイン/アウト | 2本指で広げるとズームイン、縮めるとズームアウトができます。 |
ダブルタップ | 表示方向に少し前進できます。 |
1本指ドラッグ | 視点を回転できます。 |
2本指ドラッグ | 上下左右に画面全体を移動できます。 |
ストリートビューが表示されないときの対処法
GoogleアースやGoogleマップでストリートビューが見られない場合、いくつかの原因が考えられます。
落ち着いて確認すれば、多くは簡単に解決できます。ここでは、よくある原因とその対処法を紹介します。
場所によっては対応していない
ストリートビューは、すべての地域で利用できるわけではありません。
山間部・私有地・地方の細い道などでは、未対応の場合があります。
対応エリアかどうかを確認したいときは、Googleマップを開いて、以下の手順で確認してみましょう。
見たい場所が対応していない場合は、都市部や有名な観光地など、別の場所で試してみるとよいでしょう。
ブラウザやアプリのバージョンを確認
古いバージョンのブラウザやアプリでは、ストリートビューが正常に表示されないことがあります。
ブラウザ(Chromeなど)やGoogle Earth/Googleマップアプリを最新バージョンに更新してください。
パソコンの場合は、JavaScriptやWebGLが有効になっているかも確認しましょう。
アプリの場合、OSのアップデートが必要な場合もあります。
ネット接続やデバイスの不具合もチェック
インターネット接続が不安定だと、ストリートビューの読み込みがうまくいかない場合があります。
Wi-Fiやモバイル通信の状態を確認し、再接続してみましょう。
デバイスを再起動すると、不具合が解消されることもあります。
キャッシュの削除や、アプリの再インストールも効果的な場合があります。
Googleアース×ストリートビューの活用例
Googleアースとストリートビューを組み合わせると、地図を見るだけでは得られない「現地のリアルな様子」を体感できます。
旅行や引っ越しの計画、学習や趣味の一環としても活用でき、日常に役立つ場面がたくさんあります。
旅行の下見
行きたい観光地やホテルの周辺を事前にチェックすることで、現地に行ったときの不安を減らせます。
たとえば、最寄り駅からの道順や、実際の雰囲気を確認することで、迷わずスムーズに移動できるようになります。
また、写真ではわからない人の流れや交通量も把握できるため、旅のプランが立てやすくなります。
不動産・引っ越し先の確認
物件情報だけではわからない「周囲の環境」を知るために役立ちます。
実際に現地を訪れなくても、駅からの道のりや近所の様子、コンビニや公園などの周辺施設の有無を確認することができます。
住み始めてからのギャップを減らすために、引っ越し前のチェックにおすすめです。
歴史的建造物や名所のバーチャル観光
世界中の名所や歴史的建造物を、自宅にいながらリアルな視点で見学できます。
旅行に行けないときでも、気になる場所を探検したり、学習目的で観察したりできます。
特に、子どもと一緒に学びながら楽しむバーチャル観光としても人気があります。
まとめ
Googleアースとストリートビューを活用すれば、旅行や引っ越し、学習など、さまざまな場面で現地の様子を手軽に確認できます。
PCでもスマホでも操作は簡単で、無料で使えるのも魅力です。ぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。
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