オンライン会議もかなり慣れてきて、いろいろな Web会議ツールが使えるようになり、どれが使い勝手がいいのか、見えてきたのではないか。 2020年に全国3000人を対象として実施したオリコン顧客満足度(R)調査によると、ランキングは以下のとおり。
順位 | Web会議ツール | 点数 |
1位 | Zoom Meetings | 68.34 |
2位 | Google Meet | 68.18 |
3位 | Microsoft Teams | 66.70 |
4位 | Cisco Webex Meetings | 66.65 |
5位 | Skype | 64.62 |
一位は、「Zoom Meetings」、二位が 「Google Meet」、三位が「Microsoft Teams」。やはり、この3つは使い勝手がいいという印象があるので、順当であろう。 評価項目は、「ツールの使いやすさ」、「音声・ビデオ機能の充実さ」「会議への参加、招待のしやすさ」、「管理機能の充実さ」、「カスタマイズ設定のわかりやすさ」となっている。
次に、これらの Web会議ツールのポイントを紹介しよう。
Zoom Meetings
ビジネスでビデオ会議と言えば、「Zoom」でやるのが一般的になっている。やはり、使いやすいという点が1位になった要因だ。
一時セキュリティで問題になったことがあるが、以下の記事を見ると、セキュリティ対策は強化しているようだ。
無料版だと、アプリのインストールが必要で、最大接続人数は100人、もちろん、チャット、画面共有、録音録画もできるし、バーチャル背景も使用可能。連続利用可能時間は40分。
Google Meet
「Google Meet」 の特徴は、やはりブラウザ上ですべての機能が使えることだろう。これまでできなかったバーチャル背景も使えるようになったので、使い勝手もグンとアップ。
Web会議をやっていると、このバーチャル背景って必須なんですよね。テレワークで自宅の部屋を見せるのはやはり躊躇してしまうし、落ち着かない。
Google Meet は、無料版では、連続利用可能時間は60分で最大接続人数は100人。画面共有機能はあるが、会議録画機能は使えない。リアルタイム字幕機能は、英語のみで可能。
Microsoft Teams
Teams の良さは、何といっても 「Office 365」の複数あるツールの1つなので、他のツールとの連携ができる点であろう。「Planner」 を使えば、タスクの進捗管理もできる。Web会議で録画した動画は、「Stream」で視聴できる。また、「SharePoint Online」とも連携可能。
アプリをイストールしてもいいし、Web上でもアクセスできる。背景は、ぼかしが可能で、Microsoft 提供のバーチャル背景の他に、自分の好きな背景も追加できる。最大接続人数は300名で、画面共有、録音録画機能もOK。
Cisco Webex Meetings
「Webex」 も Zoom と機能は変わりないという印象だが、デバイス間におけるデータの暗号化など、かなりセキュリティ面を重視しているので、安心感がある。無料版であれば、同時接続は100人、1回の会議は50分までで、画面共有、ホワイトボード機能、録音録画機能もある。
Skype
「Skype」 は Microsoft のお馴染みのツールで、ビデオ通話に加えて、 動画やファイルの 共有もできるし、チャットも可能。最大接続人数は50名。通信も比較的安定しているので、今でも Web 会議で十分使える。
「Skype for Business Online」 は、Office 365のサービスの一部なので、Teams を使う前は、これを使っていた方も多いかとは思うが、機能は、Teams に移行しているので、このサービスの提供は2021年7月31日までとなっている。なお、サーバー製品の「Skype for Business Server」には影響はないとのこと。
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