テレワークの環境が整いスムーズに作業していても、やはり一番の心配は、ネットやメールを介したセキュリティリスク。以下の記事では、ランサムウェアの懸念が書かれている。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い企業でテレワーク利用が広がる中、リモートアクセスツールの脆弱性を突くサイバー攻撃の危険性が指摘された。他方でランサムウェアによるサイバー犯罪は、攻撃者が機密データを暗号化して金銭を要求する従来の手口だけでなく、「インターネットに公開する」とも脅迫して強硬に金銭を窃取する新たな動きが注目されている。テレワークのセキュリティリスクとランサムウェア犯罪が懸念される。
引用元: ZDNet Japan
ランサムウェアというのは、ご存知のとおり、感染すると、画像や動画、文書ファイルがロックされ、開けなくなり、ロック解除したかったら身代金を払えというメッセージが出る身代金要求型ウィルス。
具体的には、ランサムウェアに感染すると、以下が発生するとのこと。
1 画面をロックされて端末の操作ができない
2 端末内の写真や動画、文書ファイルなどが暗号化され開けなくなる
3 ロックや暗号化の解除の代わりに身代金を払うことで金銭的な被害を受ける
Sophos調査レポートによると、ランサムウェアの年間の被害額は、日本企業が世界第2位で、何と219万ドル (2億3500万円)。ちなみに世界で被害額が多い国は以下のとおり。
1位 スウェーデン
2位 日本
3位 オーストラリア
4位 インド
5位 マレーシア
6位 フィリピン
7位 オランダ
8位 英国
9位 シンガポール
10位 中国
IPA(情報処理推進機構)の情報セキュリティのページを見ると、毎年「情報セキュリティ10大脅威」というのが発表されているので、事前の心構えと今後の対策として見ておいた方がいいかもしれない。
2020年は、1位がスマホ決済の不正利用、2位がフィッシングによる個人情報の詐欺、3位がクレジットカード情報の不正利用
この2位の「フィッシングによる個人情報の詐欺」だが、管理人が最近経験したのがこれ。在宅作業の日のお昼休みに、自分のノートPCでたまたまネット検索結果を開くと、突然、紙吹雪とともに「おめでとうございます!」というメッセージが出てきたので、慌ててページを閉じたということがあった。
ページを閉じないで、そのままクリックして先に進むと、個人情報が盗まれる可能性が高くなる。この現象が何日か続いたので、これはマズいと思い、firefoxの「Block Site」というアドインを設定し、このURLを除外してから、快適なネット検索ができている。
コメント